●あいあいAI京都/朝日新聞週間情報/2007年1月24日(水曜日)



展示会+割れ茶会 ……破壊から再生へ、道筋語り合おう

アフガンっ子の怖い絵

来月4日まで新風館/11日まで京都市国際交流会館



今日から、左京区粟田口町の京都市国際交流会館(〜2月11日/075・752・1187)と新風館(〜2月4日/075・213・6688)で、「アフガニスタン カブールの幽霊展+割れ茶会」が開かれる。今なお戦争の続くアフガニスタンで生きる子どもたちが描いた絵が展示されるほか、お茶会やグッズ販売が催される。

アフガニスタンには、現在も難民の子どもや、ストリート・チルドレンが大勢いる。同展主催のNPO法人(特定非営利活動法人)ライクウォータ・プレスは、独自にアフガニスタンのこどもたちへの支援活動を進める過程で、ユニセフ(国連児童基金)などがまとめた報告書に目を留めた。
その報告書によると、首都カブールで生きる子どもたちにとって「最も怖いと思うこと」が「幽霊」だったという。「その幽霊とはいったい、どのような姿かたちをしているのだろう?」と、キャラバンの先々で、子どもたちに幽霊の絵を描いてもらう活動を05年から続けてきた。
「アフガニスタンの子どもたちにとって幽霊とは怖いものの象徴。描かれているものは戦争の記憶であったり、誘拐される子どもであったり。また、いじめっ子や遊び仲間といった身近なものがユーモラスに描かれることもあります」と、同法人代表の陳富子さん(41)。
06年からその絵を携え、「カブールの幽霊」と題し、日本各地で展覧会を開催している。今回の展覧会では、両会場で約300点(原画60点含む)が展示される。入場無料。
併せて開かれる「わび茶」ならぬ「割れ茶」は、継ぎ合わせて再生した割れ茶わんで、アフガニスタンのお茶を飲みながら、今世界が陥っているように見える「破壊」を乗り越え、「再生」へとつないでいくための道筋を語り合おうというもの。
「どんな状況であっても、想像力豊かに生きている子どもたちの、言葉にならない声を聞いて下さい」と、陳さんは訴える。

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