わたしたちの活動はみなさまのご支援に支えられています。



2002年、アフガニスタンのアガ・ザランダ村のヌールニカ小学校における教育救援物資支援を皮切りに、2003年に《ファンタジー劇場キャラバン》を開始、翌2004年と併せてアフガン難民キャンプを中心にして各1回ずつの上映キャラバンを実現しました。さらに2005年には靴の支援活動も加わりました。2回の上映キャラバンを通して、アフガニスタンの首都カブールを中心に国内難民の子どもたちや孤児、ストリート・チルドレンなどに靴と夢の糧を届けてきました。
現在まで出向いた上映地は30箇所を超え、出会った子どもたちは20,000人以上、届けた靴は3,000足にのぼります。
わたしたちのプロジェクトの要はファンタジー作品の上映ですが、靴支援の他にも下記の理由で、エルタマス基金とLike Water Press絵本文庫を行っています。いずれの活動も単なるモノの配給ではなく、モノでは埋められない誇りや夢を「あらかじめ奪われた子どもたち」に届けることを意図しています。

どんなに悲惨で過酷な環境であろうと、子どもたちは育ち、日々の中で喜怒哀楽をつむいでいます。その「喜楽」に通じる笑顔が引きだされ、一人一人の子どもの眼差しが生き生きと輝くのを見るときほど、《ファンタジー劇場キャラバン》をつづけている意義と喜びを感じることはありません。
その一方で、一回一回のキャラバンを通して省みることは多々あり、わたしたちの活動に考えるべき課題も多く与えられます。が、しかし、その喜びも、課題も、ともにわたしたちが次に向かうべき道標だと受け取っています。
次の道標に辿り着くためにも、わたしたちは下記の活動を引きつづき展開して参ります。
つきましては、ここに皆様からのご賛同とご支援を頂きますようお願い申し上げます。

これらの活動を通して、あらゆる権利を自分の意志に関係なく、「あらかじめ奪われている」ということは何かについてご一緒に考えて頂ければ、それに勝る喜びはございません。


●[活動支援/募金のお願い]


ファンタジー劇場キャラバン/[夢の糧プロジェクト]→

この活動は、厳しい環境の中で「夢みる」ことや「眼を輝かせる」権利さえも奪われた子どもたちに「夢みるための糧や種」を届けるべく、自作のファンタジー映像作品を上映して巡る、というものです。現在の作品数は5点(序章/シマウサギの冒険/鳥と友だちになる方法/母なる木のはなし/海を見たことがない少年)、半年内にはもう1作品を完成させる予定です。これらの作品を収めたビデオ、プロジェクター、スクリーン、スピーカー、アンプなどを車に積んで、子どもたちに上映して巡るのです。パキスタンとアフガニスタンの国境沿いのアフガン難民キャンプを経て、現在はアフガニスタ国内において巡演キャラバンを行っています。

▼靴支援/[裸足]の子どもたちに靴を

ここでいう「裸足」は心の在り方も指しています。もちろん、物質的な支援の意味もありますが、だれからも特別の関心や愛情を注がれることのない子どもたちの「心の裸足」を意味しています。
アフガニスタンは冬は凍てつくような寒さで、夏ともなれば日中40〜50度を越える酷暑に見舞われます。その大地の上で裸足でいることは非常に厳しいため、難民キャンプはともあれ、カブールでは、たとえ左右不揃いであれ、ボロであれ、子どもたちはみなサンダルらしきものを履いています。数多くの支援物資の一つとして配給されてもいるのでしょう。このように「モノ」は大きな組織からも届きます。しかし、数回に渡る現場での子どもたちとの対応を通して、いま彼らに必要なのは、その他大勢に対して配られる「モノ」ではなく、自分のためだけに届けてくれる「愛情」なのではないかと気づかされました。
アフガンの難民キャンプや国内難民キャンプの子どもたちは、何一つとして「自分だけの」ものを赦されていません。必需品としての履き物を配給されることはあっても、靴屋で靴を買ってもらうという経験がないのです。また、そこには子どもを靴屋まで連れてゆき、その子の足に合わせた靴を手に入れることができる親もほとんどいません。
子どもたちは、そういう愛情を最初から奪われているのです。
わたしたちにとっては当たり前の、そういう何気ない、日常の中で示される愛情行為、それによって支えられ育まれるような温かさを実感する機会さえ彼らにはないのだ、と強く感じました。
もちろん、わたしたちがその子どもたちの親代わりになることはできません。しかし、「その他大勢ではない」愛情、「自分だけに捧げられる」愛情というものがこの世にあることを子どもたちに少しでも実感させてあげることはできるかもしれません。
その象徴として靴は大切なモチーフになっています。なかでも一人一人の子どもたちの足に触れて、サイズを測るという行為が大切です。それは靴を介してのコミュニケーションを可能にしてくれるからです。コミュニケーションなしの贈り物はただの配給です。わたしたちは履き物を配給しに子どもたちに会いに行っているのではなく、ファンタジー映像を届けるのと同じように、一つでも楽しい記憶を子どもたちの中に残せたらという願いによっているのです。つまり、「靴という一人一人に合わせた気持ち」をわたしたちは届けているのです。
靴支援キャンペーンは、年4回を予定とするキャラバンに合わせて、各1000足、約1000人の子どもたちに届けることを目標とします。

▼エルタマス基金

2005年3月に行われたキャラバンで、わたしたちはエルタマスという名の13歳になる少女に出会いました。彼女は内戦で父親と兄を失い、3年前に残された家族とともにアフガニスタンに帰還し、現在、家族5人で国内難民キャンプで暮らしています。
彼女にはじめて出会ったとき、わたしたちはエルタマスの真摯な眼差しに惹きつけられました。彼女の将来の夢は歴史の先生です。世界で何が起こっているのか、世界のあらゆるものを見てみたいというのです。わたしたちは、彼女の夢を実現させたいと考え、エルタマスの教育費を支援することに決めました。
エルタマスのように豊かな感性と知的好奇心をもつにもかかわらず、学ぶ機会を奪われている子どもたちは世界にたくさん存在します。彼らの夢の実現を手伝うことも、Like Water Pressの一つの目的と認識し、ここに「エルタマス基金」と名付けた新しい活動をはじめました。
アフガニスタンで1年間の通学に必要な経費は一人当たりおよそ300USドル。支援する子どもたちはわたしたちがキャラバンの際に出会った中から選んでいきます。当面は1年間に10人の子どもたちの支援を目標とします。2人目、3人目、4人目と、多くのエルタマスの存在を増やしていくことを目指します。

▼Like Water Press絵本文庫

2005年6月のキャラバンでは、再び出会う子どもたちのために絵本を用意しました。全部で72冊、スタッフが思い思いに自費で集めたものです。
まずは絵本を手にした子どもたちの反応をまず確認したかったからです。そして、その反応は想像以上のものでした。言葉がわからなくても、子どもたちは思い思いに物語をつくっていきます。その喜ぶさまを見て、靴と同じように絵本を贈り続けたいと思いました。そこで新たに加わったのが、[Like Warer Press絵本文庫]です。
絵本を贈る方法は靴と同じです。まず支援金を募り、アフガンの子どもたちが喜ぶような絵本を選んでそろえていきます。日本語、英語、ダリ語は問いませんが、なるべく現地でそろえたいと考えています。


お振込方法


郵便振替
  口座番号:00100-2-353542
   加入者名:NPO法人Like Water Press
銀行振込
  銀 行 名:みずほ銀行/駒込支店(559)
  口座番号:普通口座8095084
  口座名義:特定非営利活動法人Like Water Press
※御礼のお葉書を差し上げたいため、ご連絡先が明記される郵便振替を選んでいただけましたら幸いです。


●[活動支援/参加へのお願い]


▼ 『カブールの子どもたちと幽霊』展
2005年3月のキャラバンから、わたしたちは上映地をアフガニスタンに絞りました。パキスタンとイランによる帰還政策により、多くのアフガンの難民が母国へ返されはじめていたからです。
このキャラバン以降、わたしたちはカブールの子どもたちが抱えている「幽霊」像を追ってきました。 行く先々で子どもたちの中にある幽霊像を描いてもらいました。その子どもたちの幽霊の絵の展示会をドキュメンタリー映像の上映を兼ねて、日本国内で順次、展開して参りたいと思います。
そのための会場または協力者を探しております。

▼スタッフ募集/創作活動への参加
わたしたちの活動には支援金のみならず、 創作面の協力も必要としています。物語の創作、カメラや写真、絵画やアニメーション、デザイン、音楽などの創作活動に興味のある方……、《ファンタジー劇場キャラバン》の基盤となる創作活動にご協力下さい。
1. 物語を書いて下さる方
2. 絵を描いて下さる方
3. 音楽関係:作曲および演奏をして下さる方
4. 映像関係に興味をお持ちの方
5. 英語、ダリ語(ペルシャ語)、パシュトゥーン語に堪能な方、ほか

以上、みなさんの温かいご支援と、わたしたちのプロジェクトへの参加を心からお待ちしております。



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