1979年の旧ソ連の侵攻以来、25年にもわたって戦禍にあったアフガニスタンでは600万人以上もの人々が難民として国外へ逃れ、500万人以上の人々が住むべきところや家屋を失ったといわれています。戦争や内乱が終結してからも、国外の難民キャンプからの帰還者たちが首都カブールの銃痕だらけの廃墟に住みつき、街路には孤児となって働かなければならない子どもたち、いわゆるストリート・チルドレンも多くいます。
このようにアフガニスタンにもまた「夢を見ることさえあらかじめ奪われた子どもたち」があふれています。そして、その子どもたちにとって<幽霊>とは、不条理な怖れや不安の象徴として、心のなかに生きているのです。
「カブールの幽霊」たちとの出会いは、実際に幽霊を見たことがあると言い張るアフガンの子どもたちに、偶然、その幽霊を描いてもらったことがはじまりです。
その絵の中に込められた豊かな想像力とたくましいリアリティーにわたしたちはすっかり魅せられました。「不幸」の反対語は「幸福」ではなく「自由」、というある作家の言葉がありますが、これらの幽霊たちは、まさに子どもたちの心の中で不幸が自由へと切り替わる瞬間に発せられた歓声にほかならないと思えてなりません。
いま、わたしたちは、それらの切なくもユーモラスな幽霊たちをみなさんにもご紹介したくて、各地で、展示会を展開しています。 どうぞ会いに来て下さい。そしていまなお戦火が収まらない地、アフガニスタンに生きる子どもたちの現実と夢に思いを馳せて下さい。


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